こんにちは。婚活カウンセラーの牧野里美です。
結婚相談所では、交際中、婚前交渉はできません。
交際中にふと、疑問が浮かびます。
「からだの相性って、結婚に必要ですか?」
少し口に出しにくい話題かもしれません。
でも、この問いに“本気で結婚を考えるなら避けて通れない”と、私は思っています。
なぜなら、「からだの相性」は、長い結婚生活の中で“見えない満足感”や“心の安心”に直結することがあるからです。
からだの相性とは、単なる性的な欲求の一致だけではありません。
たとえば、
一緒にいると心がゆるむ
触れられても自然に感じる
手をつないだときにしっくりくる
ハグが落ち着く
こうした感覚は、理屈ではなく「肌感覚」としてあります。
意外と大切なのは、ドキドキよりも「安心感」や「なじむ感じ」。
そして、それはお互いへの信頼や、コミュニケーションの積み重ねによって深まるものです。
とはいえ、結婚相談所では「いきなり体の関係」にはなれません。
では、どうやって“相性”を見ていけばよいのでしょうか?
以下は、からだの相性を無理なく確認していくためのヒントです。
交際が進むと、自然な形で手をつないだり、軽く肩に触れたりする場面も出てきます。
そんなとき、自分がどう感じるか?
相手はどう反応するか?が一つの目安。
無理に触れようとしない
不快そうならすぐに引く
お互いのタイミングを大切にする
この“距離感のセンス”が合うかどうかが、実は重要なのです。
実は「体の相性が合う人」とは、会話も自然にテンポが合うことが多いのです。
沈黙が心地よく感じる
話していて疲れない
無理に話題を作らなくても通じる
こうした関係性の中でこそ、肌感覚も一致していくもの。
からだの相性は、コミュニケーションと切り離せないのです。
もっと踏み込んだ話として、「子どもが欲しいか」「夜の関係への考え方はどうか」など、価値観としての相性確認も必要です。
最初から深い話をするのではなく、信頼関係ができてきたら、自然な流れで話してみましょう。
多くの人が「性の話は下品になってしまう」と敬遠しがちですが、実はとても大切なテーマ。
むしろ、“真剣な婚活”だからこそ、時間をかけてでも向き合ってほしいポイントです。
そして大切なのは、「からだの相性」は、会話・信頼・価値観・触れ合いの積み重ねの中で、少しずつ見えてくるということ。
出会ってすぐに判断するものではありませんし、「この人とは違うかも」と思っていた相手と、信頼が深まることで自然と合ってくるケースもあります。
「安心できる相手こそ、からだの相性も合ってくる」ということです。
派手な恋愛ではなくても、
落ち着いて話せる、
自然体でいられる、
そんな関係性こそ、結婚に向いています。
そして、その延長線上にこそ、「心地よいからだの関係」が築かれていくのです。